私たちは、沼津市大塚にある『静岡県立沼津養護学校』を訪問し、コンサートを開きました。
朝8時30分集合、快晴の2月の朝。冷たい、でも気持ち良い空気を感じながら、コンサート会場となる体育館でセッティング開始。ジェット機のエンジンのような暖房器具(?)の近くで暖まりながら音出しを始め、身体も楽器もウォーミング・アップ。
9時30分、コンサート開始。体育館には小学部から高等部までの生徒さん、お父さん、お母さん、先生方が合わせて何百人も集まり、私たちは期待の大きさに驚いたり、ちょっと緊張したり・・。
最初は、木管五重奏。ディズニーの音楽やドレミの歌を演奏。「アンパンマン」や「ぞうさん」のメロディーでの楽器紹介をまじえながら演奏が進み、最後のドレミの歌では、歌のお姉さんも急遽登場して、会場と一緒に大合唱。生徒たちは、お手製のマラカスを鳴らしたり手拍子を打ったりしながら、楽しく歌ってくれました。
次に登場したのは、ジャズビッグバンド。木管五重奏とは打って変わって大きな音に、生徒たちはちょっとびっくり。
でも、最初の「アメリカンパトロール」の演奏が終わると同時に「イェー！うぉー！ウォー！」の歓声が一斉にあがり、今度は演奏しているメンバーがビックリ。
この後、ポケモンなどの「アニメメドレー」や、「８０日間世界一周」などのスタンダード曲を演奏しました。「セントルイス・ブルース・マーチ」では、ドラムでのイントロを、生徒さん達がタンバリンなどで盛り上げてくれたので、いつもの演奏より一層スイングしてしまいました。
最後に演奏した「コパカバーナ」では、パーカッションチームと一緒に生徒さん達もタンバリンやペットボトルで作った手製のマラカスを鳴らしたり、飛んだり跳ねたりの、もう大騒ぎ。
そして、最後は吹奏楽で、久石譲アニメメドレー、だんご三兄弟、ミッキーマウスマーチを演奏。
だんご三兄弟では、待ってましたと、会場内は大合唱。ミッキーマウスマーチでも生徒さん達はノリノリで、心はもうディズニーランド。手拍子を打ったり、飛んだり跳ねたり・・。演奏している側も、つられて身体が動きだす、とても楽しい時間でした。
生徒さん達の帰りのバスの時刻に合わせた10時30分の終了予定を過ぎても、会場内は「アンコール!! アンコール!!」の熱い拍手と声援の嵐。十八番(?)の「星条旗よ永遠なれ」を演奏し、あっという間の1時間が幕を閉じました。
コンサートの最後には、生徒さん達から花束や手作りの首飾りなど、たくさんのプレゼントをいただき、とても嬉しかったです。
終わったあとは、2月の寒さも何処へやら。身体も心も、とても暖かくなった、楽しい楽しいコンサートでした。
報告：団長の芹沢さんから
