5月29日(土)、30日(日)の両日、演奏会場でのリハーサルを行ないました。
ホールの鳴り（会場の響き方）、演出用照明類、座る位置などを確認しながら、プログラムに沿ってリハーサルを行ないました。
そして、なんといっても初めてやった！のが、「ペール・ギュント」の語りと吹奏楽のあわせです。
舞台下手（客席から見て左側）に、男役（主人公のペール役）と、女役（ペールがいろいろと遊ぶ相手役）が立ち、舞台袖には語り役が陣取って、台本どおりに合奏とあわせてみました。
合奏の音が大きくなってしまうと、いくらマイクを通していても、聞こえないことがわかりましたし、場面転換用の演奏は、短いながらも効果的であることが確認できました。
語りやセリフを入れるタイミングを調整しながら、リハーサルは佳境に入ります。
主人公ペールの母・オーゼが死ぬ場面では、悲しげな演奏をバックに、
母：「ペール、ありがとう。これで、天国に行けるよ」
ペール：「母さん。かあさーんっ！」
との声がホールに響くと、目頭を抑えながら演奏している人も・・。
リハーサルを終えた皆が興奮状態になっていて、
「これを、500円で見られるとは安い」
「来年も、こういうのやろう。次の楽譜を用意しておいて・・」
と、もう演奏会を終えたような盛り上がりをみせていました。
ちょうど、天城で全国植樹祭が行なわれている日で、当楽団の音楽監督（駒田洋一氏）は、その関係でリハーサルに出席できなくなり、急遽、トレーナーとして元富士通社員で現在尚美学園で指導をしている高田利英氏にお越しいただきました。
リハーサルを終え、吹奏楽も、木管五重奏も、ジャズも、ボッブスも面白いことが、充分にわかりました。でもでも、今回の一番の目玉は「ペール・ギュント」です。
第一部の「ペール・ギュント」に遅れぬよう、ご来場ください。
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